いわてグルージャ盛岡として初めて戦う明治安田生命J2リーグ。

プレビューと称したものの、キャンプは非公開で情報もほぼほぼ無い。ちばぎんカップでの千葉さんの印象を書くとする。オリジナル10のチーム、J開幕時を彷彿させる今シーズンのユニフォーム。

フォーメーション図エリア間パス図


昨シーズン最終戦の表記なので、背番号の変更はあるが、スタイルは継続しているというのがデータから見て取れる。基本的には後ろから繋ぎ、相手エリアにおいて細かいパスで攻略していく。千葉さんがこの試合をどう考えているかは、最終ラインの人選から見えてくると思う。

パスソナー・パスネットワークヒートマップ - 田口 泰士

攻撃のスイッチを担うのが田口泰士選手。激しくチェックにいけば簡単に捌き、前を向かせれば長短さまざまなパスを配球する。岩手としては、彼を常に監視しつつ、チームとしてどういう守備プランで行くか、前半15分の行方に注目したい。

また、FW櫻川ソロモンは20歳ながら、フィジカルに優れ、前線でしっかりキープできる素晴らしい選手。同じフォーメーションの組み合わせで、J2の強度というものにどれだけ対応できるか。

千葉さんのベンチも充実していて、シャドーとウイングの2枚は交代要員を準備してくると思われる。岩手もシャドーと右サイドのウイングは交代選手がいると思われるが、左が中村太亮だとすれば替えの効かない選手であり、このサイドの攻防は試合の情勢に影響する。

千葉さんのCKの守備は、二アゾーンを櫻川選手と3人のDFで埋める。その形であれば、ファーサイドで制空権を握れるはずである。CKを多く得られる展開にできるか。

期待と不安の入り交じる開幕戦。どんな変化と進化を見せられるか。