合戦は勝たなくては意味がない。

前節までの対戦成績得失点パターン

PA内への進入傾向被PA内への進入傾向

山形さんは水曜日、11分から再開の岡山戦。自陣PA内からの間接FKから始まる最初のプレイでヨルディバイスに決められ、ボールを握る展開となったものの、岡山DFの5-4ラインをあと1歩崩せず、試合終了間際にGKのバックパスを奪われ失点してしまった。

GKスタッツ - 大友 竜輔エリア間パス図

山形さんは前節が延期となり、岩手戦も中2日という状況でも、水曜日とメンバーはあまり替わらないだろう。その上、河合選手が出場停止。戻ってくる選手はいるだろうが、やりくりは大変だろう。

しかし、表現するサッカーは変わらない。水曜日はGK大友選手がJ2初出場となったが、ゴールキックから繋いでくる形は継続。岡山さんも当然そこを狙ってプレスを仕掛けていったが、山形さんの姿勢が怯む事はなかった。

攻撃スタッツ - チアゴ アウベスヒートマップ - チアゴ アウベス

攻撃スタッツ - 樺山 諒乃介ヒートマップ - 樺山 諒乃介

攻撃スタッツ - 國分 伸太郎攻撃スタッツ - 小西 雄大

SHが幅を取り、そこからドリブルやクロスを送る。チアゴアウベスも3月のエリートリーグの時からコンディションも上がり、左サイドの脅威となるだろう。そして、前線へボールを供給するボランチ。岩手戦は、トップ下に國分選手が入る岡山戦後半途中からの形になるだろうが、間に入ってくる選手をどう捕まえるか。ハイプレスだろうが、ミドルで構えようが、山形さんは一瞬のスキも逃さない。前を向かれてしまっては、あとは神のみぞ知るところだ。

岩手としては、コンディションのアドバンテージをどう生かすか。90分同じサッカーができないならどう表現するか。東北のチームとの対戦は1分4敗。合戦は結果が全て。策を外してばかりでは名を残す事はできない。