水曜日の天皇杯の間に、上位チームをホームに迎える大事な一週間。まずは首位富山戦。

前節までの対戦成績得失点パターン

富山さんは前節鳥取戦。鳥取さんが様子見でゲームに入った事からボールを持つ展開となり、右サイドを制圧し、攻守の切り替えでも優位を保っていたが、41分に味方同士の接触でボランチ碓井選手が負傷交代し、後半は一進一退の展開となり、交代選手で流れを呼び戻そうとしたものの、スコアレスで終了した。

パスソナー・パスネットワークPA内への進入傾向

エリア間パス図ボールロスト位置

ここまで特長的なデータが出ているのも珍しい。右から仕掛ける。右SH松岡選手の左足に持ち替えてのクロスはわかっていても止められないキレ味がある。個人でも突破できるが、そこに絡んでくるSB大山選手との連携もいい。鳥取戦では、そこに碓井選手のサポートも入り厚みをもたらしていたが、岩手戦は怪我のリリースも発表され出られない。坪川選手がスライドするか、佐々木陽次選手が下りるか、アルトゥールシルバか、古巣対戦となる脇本キャプテンか、2試合お休み中の末木選手か、ボランチの選手起用でこの試合の姿勢が見られる。

攻撃スタッツ - 松岡 大智攻撃スタッツ - 大山 武蔵

攻撃スタッツ - 脇本 晃成攻撃スタッツ - 大野 耀平

石崎前監督の遺産であるが、富山さんの個人個人の強度は高い。局面の判断の速さもあり、4-4ブロックの守備ラインも隙を見つけるのはなかなか難しい。

宮崎戦も讃岐戦も攻撃はあと一歩の所まではいけた。この経験を生かすかどうかは選手次第。重要でタフな1週間を迎える最初の試合。チームの進化を見せる格好の機会、首位チームとの対戦。

攻撃スタッツ - 南 拓都被PA内への進入傾向