ホームでは自滅して敗れた。相性のいい長野Uスタでリベンジを図る。

前節までの対戦成績得失点パターン

長野さんは前節相模原戦。開始10分でFW進選手が左足が芝にひっかかりヒザを負傷。控えにFWがおらずMF西村選手を最前線で使うスクランブル。それでも五分に試合を進め、後半FKを加藤選手が直接決め、その後も相模原ゴールに何度も迫り、5月のクラシコ以来の10試合振りの勝利を収めた。

パスソナー・パスネットワークエリア間パス図

ゴール期待値GKスタッツ - 濱田 太郎

シュタルフ監督といえば、強度高くアグレッシブなサッカーをするが、暑い夏場を迎え運動量が担保できない中、後方からのポゼッションの時間も取り入れようとしているようだ。GKはここ2試合は大分からの期限付き移籍中の濱田選手を起用し、ゴールキックも繋ぐ形を優先していた。

攻撃スタッツ - 加藤 弘堅ヒートマップ - 加藤 弘堅

守備スタッツ - 李 栄直

長野さんへ完全移籍し合流5日目にも関わらず、アンカーという難しいポジションにスタメン起用され、チームにフィットし結果を出した加藤弘堅選手の貢献度は流石である。攻撃のリズムを作り、プレッシャーが甘いと見ると、高精度のロングパスが飛んでくる。得点を生んだFKも味方からのパスをダイレクトで相模原DFラインの裏へ落としたキックから。

長野さんは、FW山本選手が骨折で離脱し、進選手も厳しい状況。この1週間でどういう準備をしたか。個人的には三田選手が怖いのだが、前節相模原戦では最初蹴っていたセットプレーを途中で安東選手に任せ、コンディション的にどうなのだろうか。残り登録のFW2人は今シーズンスタメンは0回。シュタルフ監督の判断を見てみる事としよう。

岩手としては、守備組織の甘さを突かれ前半の混乱をきたした奈良戦を経験し、アンカー加藤選手の対策をどう行なうか。ただでさえ中盤での噛み合わせの悪い状況で、加藤選手に前を向かれる状況になれば、圧倒的に主導権を握られた前節以上の時間帯を過ごす事になるかもしれない。


ホームで日程的優位を覆され敗れた前半戦での対戦は屈辱だった。

2020年シーズン最終戦の事を忘れた長野のサポーターさんはいないだろう。

今節も暑さの残る18時KO。