今治さんは前節琉球戦。琉球さんのボール保持に手を焼き、途中でマルクスヴィニシウスを右サイドからFWに上げ守備のバランスを修正し、後半13分にFW2枚の投入で勢いをつけ、CKからの2次攻撃で近藤選手の左からのクロスにマルクスヴィニシウスがファーで合わせ先制。そこから千葉選手がセンターサークル付近からタピスタの向かい風を切り裂くロングシュート、そして裏へのフィードに飛び出した琉球GKの前で触ったマルクスヴィニシウスが右足で流し込み5分間で3点という攻撃力を見せつけ、琉球さんの反撃を清武選手のFKのみに抑えた。
今治さんは夏のウインドーでFWドゥドゥが千葉へ、中川選手が藤枝へと移籍したが、ボランチの土肥選手を広島から、FW千葉選手を清水から期限付きで、阪野選手とヴィニシウスアラウージョを完全移籍で獲得し戦力を強化。
そして、21節後に4位という段階で高木監督を解任。社長自身が勢いをつける為のリスクのあるチャレンジと仰っているように難しい決断だったと思われるが、今治さんで10年指導されている工藤ヘッドコーチが監督に就任。連敗スタートとなったものの昇格争いを続けている。
攻撃の中心を担うチーム得点王のマルクスヴィニシウス。そこに絡むSBや左利きのボランチ土肥選手にも注意が必要だが、一人で完結できるこの選手、前が開けば左足のシュートが遠くからでも飛んでくる。
今治さんが主導権を握る展開が予想されるこの試合。2トップの先発が誰になるか。琉球戦は中盤もできる新井選手がFWに入り、相手ビルドアップのケアや中盤に下りてボールを受けたりとバランスを保つ役割をになっていたが、夏に加入した誰が最初にプレーするか、いずれにせよ個の能力の高い選手がどのポジションにも揃う。
今治さんは前々節のホームyscc戦。ysccさんのロングボールからのシュート2本で失点し、35本ものシュートを放ちながら無得点で敗れてしまった。昇格争いのためにも失敗は許されない。
前回対戦でJリーグデビューを飾ったDF斉藤選手。いきなりドゥドゥやマルクスヴィニシウスと対峙し、ホーム初勝利に大きく貢献した。
鹿児島戦で3バックの左に入ったDF田代選手が今節出場停止。そこに斉藤選手が入る事が予想されるが、まずは今治さんの強力な右サイドをどう抑えるか。
鹿児島戦は勝ち点3を取るために、田代選手を左に回し鹿児島さんのストロングサイドを抑えながらボールを保持する事にもチャレンジした。リスクを負う交代の中で3失点し敗れたが、今治戦は勝ち点3の為にどういうプランで臨むか。田代選手を欠く事で安定的なボール保持は望めそうにないが、3バックのもう一人のキャストに狙いが見えてくる。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2023/10/29 13:19
>2トップの先発が誰になるか。
千葉選手&新井選手で来ましたね!
そしてヴィニシウス選手のいる右サイドからの攻撃をどう食い止められるか。
一方で岩手の最前線はドウグラスオリベイラ選手。
・シャドーの選手がどれだけシュートに絡んでいけるか
・宮市選手と新保選手がどれだけ高い位置を取れるか
がカギになりそうな気がします💡