カタルシス満載の試合でした。

往年の鹿島らしい、勝利のためなら何でもやる鹿島が戻ってきて、

その嫌らしい鹿島をギリギリのところで勝利。

乱闘、退場があって、誤審はなかったものの、ジャッジが終始不安定で、

とにかく勝ってよかった、という試合でした。


試合終了後、仲間たちで、GKの一森は評価できるのか?という話で盛り上がったので、

今日もGKの比較(笑。


パスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワーク


時間帯別パスネットワーク図時間帯別パスネットワーク図時間帯別パスネットワーク図


ヒートマップ - 一森 純ヒートマップ - オビ パウエル オビンナヒートマップ - 高丘 陽平


左から

2023年第5節:一森

2023年第2節:オビ

2022年第34節:高丘

です。


観戦仲間が言うには、

マリノスのビルドアップのとき、CBが両側に開いて、GKと三角形を作ります。

基本的には、この3人でボールを回しながら、どこかで縦につけるのですが、

縦につけるために、6なべこと、8喜田が降りてくる。

そのときに、GKから縦のパスがあると攻撃のバリエーションが増える。

高丘はその辺の足元の技術は申し分ない。

一森は高丘には及ばないが、縦のパスはつけれる。

オビはミスを恐れてそこを出せない。

とのこと。


それで、比較してみたのですが、

それほど、差は感じられないですねえ。

ただ、パスソナーで、高丘だけ前へのパスが優勢というのはすごい。


これだけだと差が分かりにくいので、なべこのヒートマップを比較してみますか。


ヒートマップ - 渡辺 皓太ヒートマップ - 渡辺 皓太ヒートマップ - 渡辺 皓太


これを見ると、一森とオビは同等、高丘だけ極端に前についている、

というのがわかります。

この試合も、マリノスは得点できる感じがなくて、

実際、松原の年1のゴラッソと、相手DFのミスによるオウンゴールでした。

ゴール期待値

ここ数試合のマリノスは、自慢の攻撃力が身を潜めているのですが、

それが、GKのビルドアップ能力、つまり、ボランチが低い位置にいるためなのか、

距離感が悪く、少しずつ、パス精度が下がっているためなのか、

あるいは、その両方、つまりボランチの位置が下がっていて、チーム全体のバランスと距離感がよくないのか・・・


もうしばらく、注意してみていたいと思います。