久しぶりのマリノスのホームゲーム。

やっぱり日産スタジアムは良いですね。


前半は、3バックにしてきた福岡に対して2得点。

ボールを支配するマリノスに対して、対策は2種類あり、一方は、積極的なハイプレスで、マリノスのボールを最終ラインに釘付けし、そこで引っ掛けてショートカウンターで仕留めるパターン。

もう一つは、完全に撤退して、大勢で守ってシュートを打たせず、ロングカウンターを狙うパターン。

マリノスは、ゴール前で無理にシュートを打たず、細かくボールを繋いで崩そうとするので、最終ラインを狭くしてシュートを打たせない、というのは、ある程度、うまくいっている戦略です。


ただ、この日の前半の福岡は、

下がりすぎてしまって、2列めのフィルターがかからない。

トップ下、ボランチにプレッシャーがかからないので、

マリノスは、縦に横に揺さぶって、チャンスをいくつも作っていました。


ただ、それでも、2つの得点は、福岡が守備を整える前の速い攻撃だったのは、意外でした。


ヒートマップ - 畠中 槙之輔ヒートマップ - エドゥアルド


このように、福岡が完全撤退していたので、福岡の攻撃が単発になり、

畠中が冷静に対処していました。

そのおかげで、エドゥアルドに余裕ができて、積極的に前にボールを運ぶことが出来ていました。

ゴール期待値基本スタッツ

それでも、福岡のxGも1を超えているし、シュートもそれなりに打てていたんですけどね。


攻撃スタッツ - 宮市 亮


そして、この試合は、宮市の復帰に触れざるを得ないでしょう。

水曜日のルヴァン札幌アウェイで復帰はしていたものの、

326日ぶりのホーム復帰戦、

スタジアムの雰囲気も非常に良く、

マルコスは、宮市の良さを引き出そうと、ちょっと無理目の長いスルーパスを出して相手DFを置き去り、

水沼は、宮市に点を取らそうと、真ん中でフリーになっていたマルコスではなくて、逆サイドの宮市にクロス(して、長すぎた(笑、など、宮市に点を取らせたい、というのが伝わってくる試合でした。


また、実際問題、宮市が持つと、雰囲気があるので、期待感と気持ちが高まりますね。

そして、持ち前のスピードは健在。

もっともっとプレーを見たい存在感の有る選手だなあ、と再確認しました。