前節はアウェイでC 大阪に3-0 で勝利して単独首位に立ち、リーグ戦の停滞感を払拭する結果を得られた鹿島。ただし、雨の影響が残るピッチコンディションに相手が苦しんでいるうちに早い時間帯に2 点先行したという展開だったこともあり、コンディション面などのイレギュラーがない状態で良い試合をして結果が得られるかという点は未知数と考えることもでき、油断できない一戦である。DAZN 観戦。


前節までの対戦成績


メンバー

ジュビロ磐田は3CB で守備時は5 バックのような陣形。鹿島対策として特別に用意したわけではないと思うが、鹿島としては名古屋戦で3CB の守りに苦戦したこともあり、2TOP が3CB に正対して抑え込まれることは避けたいと思われ、どのような攻撃を見せるかが注目となった。


フォーメーション図フォーメーション図


所感

スタッツとしてはほぼ完勝と言って良い結果となった。結果的にはジュビロの3CB が名古屋ほどの強度を見せず、5 バックで後ろに重心を置いた守備を敷いていたこともあり、ほぼノープレッシャで鹿島はディフェンシブサード・ミドルサードでのビルドアップを行うことができた。磐田の前節(名古屋戦)をTV 観戦していた際に磐田も名古屋も5 バックで後ろに人数をかけていて、もう少し前に力を向けても良いのではないかと印象を受けたことが思い出された。


基本スタッツ


結局、鹿島が楽に攻撃を組み立てられたことから、5 バックの背後を取る攻撃を何度となく繰り返すことができ、試合を支配する前半となった。先制点はCK からのものであったが、2 点目は中盤での組み立てから5 バックの裏を取る形で決まり、前半は2 点リード以上の好印象で終えることとなった。

後半からジュビロが投入したFW ファビアン・ゴンザレスは非常に強力であり、磐田の攻撃の時間も増えていった。71 分には相手CK で早いタイミングのキックでマークを外されファビアン・ゴンザレスに決められる。鹿島の集中が切れていたところを狙われてしまった痛い失点であった。

鹿島は後半になかなか効果的な攻撃を行うことができず、苦しい展開となっていたが、78 分には敵陣でボールを奪った松村からカイキに繋ぎ、最後は上田が個の力で強烈なゴールを決めて3-1。試合の趨勢はここで決着した。

ゴール期待値


課題も残ったものの、首位に立った次の試合をしっかり勝ち切り、良い状態を継続して次のアウェイに臨む鹿島。中3 日の連戦が続くため疲労が懸念されるが、良い結果を期待したい。


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データ


公式試合レポート


ハイライト