更なる強さへの試練


3戦負けなしの柏だったが鳥栖に1-3のスコアで敗戦。シュートやチャンスの数では同等だったと見ることもできるがチーム力の差を感じた試合だった。

基本スタッツ

柏は前節からスタメンを4人変更。瀬川、染谷 、戸嶋 、高橋祐治がスタメンに名を連ね、鳥栖は怪我人の関係もあり前節から2人を変更し、ファンソッコと小泉が先発に入った。

フォーメーション図フォーメーション図

柏はここ2試合で結果を残している戦い方で臨んだがセットプレーから失点してしまう。更に前に対して強い柏の守備に対し鳥栖は柏DF裏を狙い鳥栖の最終ラインから前線にボールを送った。飲水タイム後、柏はペドロハウルとクリスティアーノの2トップに切り替えて鳥栖DFラインを見張り対応したが、31分に左サイド裏を取られ仙頭からの浮き球パスを中野がシュート、そのこぼれを小松屋に押し込こまれ追加点を許し。鳥栖は狙いをもった攻撃を多くの選手が関わりながら完結することに成功している。

<24分~>

前半終盤に戸嶋のインターセプトからクリスティアーノのゴールで1点を返し前半終盤には三丸のシュート、後半にはペドロハウルやヒシャルジソンのチャンスもあったが得点をあげることはできなかった。

<68分~>

<80分~>

柏は常に追いかける状態だったこともあり鳥栖DFを完全に外した上でのチャンスは少なく相手DFのブロックやGKのセーブに阻まれた(鳥栖ブロック数:27、柏ブロック数:15)。またここ2試合スタメンでボールを引き出す動きが秀逸だった武藤の欠場が柏には大きく影響したといえる。  

守備スタッツ - 大畑 歩夢守備スタッツ - エドゥアルド

常に同じメンバーで試合へ万全の準備ができるわけではなく相手も対策を講じてくる。鳥栖も移籍や怪我人の関係、ミッドウィークの天皇杯の影響から万全ではないものの狙い持った攻撃と守備をチーム全体で示していた。柏としては中盤の守備を外された裏を狙われた場合、自分たちでボールを持って攻める場合にどうするか、この鳥栖戦を更にチームが強くなるための糧として次の試合へ向け準備していきたい。


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