3連敗で第二ブロック勝ち点10には届かず

リーグ10節のホーム鳥栖戦は1-4と大敗、リーグ戦は3連敗となった。

フォーメーション図

前節からスタメンを変更、中盤に鵜木、右サイドに岩下、ボランチに椎橋、CB中央には上島が入った。GWに続く連戦とルヴァンカップ札幌戦の結果、内容から判断したものと考える。

試合序盤は柏が押し込んでいたが、鳥栖の前線からプレッシャーを受けると柏のDFラインは簡単に前線に蹴り込むことになり鳥栖がボールを保持する時間が増えていく。27分に鳥栖のロングスローから失点、44分には柏左サイドの深い位置でFKを与え更に失点した。柏の選手が触れることなく見送ったボールがゴールされるセットプレーの守備は大きな問題が残る。試合は武藤の投入で後半1点返すも更に2失点とホームで大敗する残念な結果となった。

■システム変更と選手起用

この試合は流動的に1トップ2トップを可変するのではなく明確に細谷の1トップ、椎橋と戸嶋のダブルボランチで鳥栖と同じ布陣で構えた。鵜木とマテウスサヴィオが左右のシャドウの位置に入ったが(サヴィオは前半右のシャドウ、後半左シャドウ)ボールを受ける位置やポジションが固定されてしまう印象となった。

ヒートマップ - 鵜木 郁哉ヒートマップ - マテウス サヴィオ

これまで好調だった試合は前線からの追い込みは3-5-2の形をとり、小屋松が2トップの位置から相手DF・GKへプレッシーを掛け、後ろからのボールには裏抜けの動き、つなぐ際には中盤までボール受ける動きを見せた。特にその動きが目立った磐田戦は幅広い位置でボールを受け好守のポイントとなっていた。

ヒートマップ - 小屋松 知哉

この試合でもマテウスサヴィオを前に出して2トップの位置でスタートし前線から積極的にプレッシャーをかける試合が見たかった。相手に合わせたシステムは昨年に繰り返した失敗であり、今年は自分達の”走る”やり方を貫いてほしい。消極的とも思われる戦い方で3連敗となる川崎戦の後半から、京都戦、鳥栖戦と相手からプレッシャーを受け、前線にロングボールを蹴りボールをロスト、前5人と後ろ5人が分断する形でDFライン前のスペースを使われ失点している。DFの枚数が揃っていながら失点しまうのも消極的な守備の印象を高めている。

3連敗で第二ブロックは勝ち点10に到達できないことが決まったが、自分達の目標に少しでも近づけるよう次節の巻き返しを期待したい。

【第二ブロック】

06節・H・磐田・〇・2-0

07節・A・C大・〇・1-0

08節・A・川崎・●・0-1

09節・H・京都・●・0-2

10節・H・鳥栖・●・1-4

11節・A・広島・?・?-?

勝ち点 6/(目標)10 達成率60% 


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:DF上島、古賀、MF鵜木、FW細谷 

※スタメン比率36%(4/11) 

リザーブ:GK佐々木、FW升掛

※出場比率31%(5/16) ※メンバー入り比率33%(6/18)  


【柏アカデミー出身比率(リーグ10節まで)】

スタメン比率23%(25/110) 出場比率25%(38/152) メンバー入り比率34%(62/180)