なぜそこで手を使ったんだ~!




そう悔やまれる前半25分でした。

大分にとっては今月2回目となる九州ダービーも、1-1のドローゲームとなりました。

前半からバチバチだったこのゲーム、死力を尽くした両チーム選手の皆さんお疲れさまでした。




それでは、データを見ながら試合を振り返っていきましょう!




【基本スタッツ】

基本スタッツ

1-1のドロー決着となったこの試合、スタッツは圧倒的大分有利な結果でした。

スタッツの各項目値がそれを示しており、1-0後もいつ追加点を奪われるかヒヤヒヤしました。

ただ、枠内シュート数が5/6本と後半の攻めによっていい結果を出していたのは、劣勢の中にある唯一の希望でした。



【フォーメーション図】

フォーメーション図

予想は3-4-2-1と大分の基本フォーメーションかと思っていましたが、4-2-3-1と4バックを採用してきました。

そしてこのフォーメーションが、長崎に対して有効でしたね。

特に大分のストロングである左サイドが猛威を振るい、高畑選手が高い位置を取りながら野嶽・藤本選手といい距離感からのパス交換で長崎陣内をかき回し、長崎のラインが下がってできたバイタルエリアからクロスやシュートを打つシーンが見られました。


得点シーンも左サイドから。

左サイドでのパス交換から縦パスでPAへ進入し、藤本選手がニア上をぶち抜くシュートで先制。

後半は疲れが見えてましたが、ゴールシーンといい左サイドでかなり躍動していたのではないでしょうか。

長崎が10人だったので、追いつかれる前に追加点が欲しかったところが悔やまれます。


フォーメーション図

対する長崎は定盤の4-2-3-1。トップはエジガル選手でしたね。そういえば前節の岡山戦で、フアンマ選手は途中交代。足首あたりを気にしていたのが今節ベンチ外の理由かもしれません。

そして2列目は左に宮城選手トップ下にクレイソン選手と、左サイドを主戦場とする2人を同時起用しました。

大分ペースで試合が進みましたが、大分の左サイドは4バックとはいえ笠柳選手が動けるスペースとしては充分で、右からのクロスが何度か見られました。

なかなか攻撃の糸口を掴めないまま、前半25分に宮城選手がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。ボールを奪われた後で、手を使っており退場致し方なし。

ただ・・・ただあそこは手を使ってまで止めなくてもよかった場面だと思いました。

長崎のDFは揃っていたので。


「なぜそこで手を使ったんだぁぁぁぁぁぁ!」


先制され11対10の数的不利状態でしたが、それでも失点を1で抑えて前半を終える事ができたのが良かったε-(´∀`*)ホッ

後半は開始からメンバーを変え、両SBの増山・米田選手を2列目に上げ、チャンスを窺がっていた長崎は劣勢ながらもカウンターを仕掛けていました。

大分が長崎陣内でボールを握っていた分、ボールを奪うと人数の少ない大分陣内へボールを運べていましたね。


そこから得たFKから、カイオ選手が同点ゴール!!

その後も都倉選手が投入されターゲットとなり、前線でボールを持てる様になった長崎は10人とは思えないプレーを見せてくれたと思います。



ちょっと書き過ぎたなw





【パスソナー・パスネットワーク(長崎)】

時間帯別パスネットワーク図


前半0分~前半15分:大分フォーメーションいつもと違うって!

前半15分~前半30分:大分めっちゃ攻めてくるやん!(退場)

前半30分~前半45分:1人減ったどーしよう・・・先制されたやん(1-0)

後半0分~後半15分:SBを2列目に上げたけど、うまく機能するかな?

後半15分~後半30分:なんかカウンターでボール前に運べてるな!

後半30分~後半45分:同点や!!都倉選手入ったし、ロングボールで起点になってもらお♪(1-1)


パスソナー見てたら選手はこんな心境だったのかなと予測ww





先発・控え選手の顔ぶれから何かしら意図はあったと思っていましたが、

急遽プラン変更になったのでお楽しみは次節に。

順位は落ちたけど負けなくて良かったと思いながら、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。