長崎としては、勝てる試合を落としたと見るか…

いや、勝てる試合内容ではなかったな。

そう思えた結果になった九州ダービーのレビューです!






【基本スタッツ】

基本スタッツ

2-2のドローとなった今節。

これで今シーズンは1-1と2-2のドロー。

通算成績は3勝3敗4分け。


スタッツから、大分はシュート数とCK数が長崎よりも多いので、大分に攻撃の機会が多かったと見て取れます。実際そうでした。


試合の展開としては、キックオフから先制するまでは長崎がボールを支配し攻撃的でしたが、

先制後から徐々に・・・そして長崎が後半に追加点を奪う頃には大分ペース。

そこから両チーム共に交代カードを切っていき(秋野選手の交代は負傷なのでここではカウントせず)、結果が出たのは大分で、2-2のドロー決着。

プレビューでは戦術・選手交代から結果が出ていないと言いましたが、今日はしっかりと出ていました。


対する長崎は、秋野選手負傷を省くと戦術的な交代はなんと同点に追いつかれてから。83分ですよ!!

この点はXでもヤフコメでもツッコミが入っており、勝っていたチームからすると不満は出ますよね。







【フォーメーション図】

フォーメーション図

長崎は4-3-3の3試合目となりました。

1試合目は秋野選手が退場となり、新システムの効果を確認する事ができなかったので、今節は秋野選手をアンカーで先発してくるだろうと予想していました。


フォーメーション図

大分は4-4-2。序盤は4-2-3-1にも見えました。

テイシェイラ選手がJ初出場。確か格闘家にも同じ名前の人がいたような気が・・・







【ゴール期待値と時間帯別得失点率

ゴール期待値

時間帯別得失点率


時間帯別得失点率

今節はどちらも時間帯別得失点率通りではなかったですね笑  以上







【】

時間帯別パスネットワーク図

長崎は先制する30分までは、全体的に比較的高い位置でのパスが記録されています。

そこから重心が自陣寄りに・・・


時間帯別パスネットワーク図

逆に大分は、先制される30分まではセンターライン付近でのパスが記録されていますが、そこから段々と高い位置でのパスが記録されるようになっています。

特徴的なのは、大分が得意とする左サイドからの攻撃ではなく、右サイドからの攻撃が増えた事。

そして大分が取った2ゴールは共に、右サイドからのクロスから生まれたものでした。

エースの野村選手、2試合ぶりの先発となった長沢選手が決めるべくして決めましたね。





今日のドローは、HOMEの長崎にとっては負けに等しい結果。

エースのフアンマ選手は、持ち前のフィジカルを活かしたゴールでついに20点台へと突入しましたが、今日の長崎はいいところが見られなかったなという感想です。

得点シーンは2点とも戦術で崩したとは言えず、守備も自陣左サイドからのクロスをあげられそこから2失点。ビルドアップは相変わらず相手のハイプレスを苦手としており、今日は交代も遅いと思いました。


ジョーカーの松澤選手は、いつもと変わらぬキレッキレのドリブルで少ない出場時間でしたがチャンスを創り出していました。思い切って65分くらいから両WGは交代しても良かったのではないでしょうか?



私の高校の大先輩も、この試合について言及されています。

「勝てないことでなくて、その改善点が見えて来ない。」

全くその通りです。





次節はアウェイ戦で何もさせてもらえなかった群馬戦です!

群馬は勝てばPO圏内入りとなるので、相当気合入っているでしょうね!!


どーすんの長崎!?