こんばんは、神セーブです。

浦和戦、レビューしていきます。


スタメン


磐田は札幌戦から2人変更。

川島・平川がスタメン復帰。


浦和は前節と同じメンバー。


スタッツ

枠内シュート15本撃たれてCKからの1失点に抑えた磐田の守備は良かったですね。

この後守備に関して深堀りしたいと思います。


走行距離では磐田が上回り、走り負けなかったことも引き分けに持ち込めた一因だと思います。



ゴール期待値

磐田は少ないチャンスをよく決めきりました。

浦和はシュート数こそ多いものの、ビッグチャンスはそこまで多くなかったということでしょうか。

しかしアディショナルタイムの川島のセーブはまさに神セーブでしたね。




走行距離・スプリント回数




磐田は走行距離10km・スプリント10回付近にスタメンFP10人が固まっており、チームとしてバランスよく走れていたことが分かります。



磐田の守備戦術


ジュビロ磐田試合後インタビューより


松本昌也選手
――前半から浦和の攻撃を防ぎ続けていましたが、どんな狙いを持って試合に入りましたか?

浦和さんはボールを回すのが上手いというのは分かっていて、前から行ってやっぱり剝がされる部分があったので、ミドルゾーンでブロックを作ってコンパクトに守る、ということをみんなで意識をして上手くやれていたと思います。前半は、ボールは持たれましたが、粘り強く、危ないところには入れさせないようにしながらという感じでした。立ち上がりは押し込まれて持たれはしましたけど、自分たちのやりたい守備ができていたと思います。


磐田は浦和の攻撃に対して4-4-2の陣形で、アンカーの安居を消しながらミドルゾーンからのプレス。


2CBにはある程度自由に持たせる形を取りました。


鈴木海音選手
――試合を振り返って

ブロックを敷く時間が長くて相手にボールを持たれていましたが、「相手のキーパーやセンターバックには持たせても良い」というチームの認識でしたし、それはチームとして統一できていたと思います。


鈴木海音選手

(山田)大記さんとペイショットが相手のアンカーに対して上手くコースを消してくれていました。
ただそこを45分ずっと消し続けるのは難しいと思うので、消し切れないときにレオ(ゴメス)や力也くんが上手く前に出て行って、サイドにボールを出させてからボールを奪い切るということや、サイドからポケットに走ってきた選手を自分が見るといった作業がスムーズにできていたと思います。





なぜもっと前からプレスに行かないのか?


それは4-4-2の陣形が広がってしまい、

浦和に中央から崩されてしまったり、

裏のスペースやCBとボランチの間のスペースを使われて決定的なチャンスを作られやすくなってしまうからです。

また、ハイプレスだと前後へのランニング・スプリント回数も増えるので、

終盤スタミナが切れてしまいます。


上原力也選手
――今日の試合は何を一番意識して臨みましたか?

鳥栖戦、札幌戦では、僕たち11人がコンパクトじゃなかった、ということが大きな反省点でした。
今日は選手同士の距離や、前と後ろの距離をコンパクトにできましたし、札幌戦とはかなり違っていたんじゃないかなと思います。



浦和は最終ラインで左右にボールを動かして磐田の守備のズレを作ろうとしていましたが、

磐田は高い集中力と素早いスライドで中への縦パスは入れさせない守備が出来ていました。


パスソナー・パスネットワーク

パスソナー・パスネットワーク


時間帯別パスネットワーク図

時間帯別パスネットワーク図


エリア間パス図

エリア間パス図



磐田の守備が良かったもう一つの理由に、川島永嗣選手の復帰も大きかったと思います。

GKとしてのセービングも素晴らしかったですが、

それ以上に後ろからのコーチングが良く、2CB中心にラインコントロールやマーキングの指示なども良かったのではないでしょうか。



金子翔太選手の熱いインタビューはこちら。

https://www.jubilo-iwata.co.jp/live/2024/J20240519_2012120686


今回は磐田の守備について掘り下げてみました。


今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!