前半戦終了まで残り1試合ですが、中断期間で試合もないので現状での振り返り(攻撃)をしてみようと思います。
データはすべてfootball labのものを使用しております
■ゴールに関する指標
まずは「ゴール期待値×ゴール数」のグラフを見ていきます。
ゴール期待値(xG)は低いが、ゴール数がそこそこ多い
という結果がわかります。シュート精度はかなり良い数値になってますね!
実際にチーム内ランキングを見ると、杉本以外の期待値上位の選手は上振れた結果が出ています。
(特に鈴木雄斗の上振れすごい)
https://www.football-lab.jp/iwat/
シュート精度優れる選手が多いことがわかったので、次にシュート数に関するグラフを見てみます。
■シュート数に関する指標
※軸は平均値
ジュビロは攻撃回数はそこそこ多いのですが、シュート数はリーグ最下位でした。
4月に調査したときも同じ問題が露見していましたが、引き続きシュートに至る過程に問題がありそうです。
データで振り返るここまでの2022ジュビロ(第7節まで)https://sporteria.jp/blog/kayasiha/6919203973056434177
■シュートに至るまでの指標
シュートを打つためには相手陣地に入る必要があります。
そこで「平均30m侵入回数」と「平均攻撃回数」のグラフを見てみます。
※軸は平均値
ジュビロは攻撃回数はそこそこ多いのですが、平均30m侵入回数はリーグ下位でした。
シュート数と近い結果となっています。
実際にJ1各チームの「平均30m侵入回数」と「平均シュート数」の相関を見ると「r=0.63」と正の相関がありました。
■ジュビロの攻撃のまとめ
ジュビロは
・xGの割にゴール数が多い。これは選手のシュート精度が高いことが影響していると思われる
・一方でシュート数がリーグ最下位。これは相手陣地へ攻め込んでいる回数が少ないためと思われる
という状況でした。
■後半戦に向けて
ジュビロとしては、いかにして相手陣地への侵入回数を増やすかが鍵となりそうです。
特に自分が期待している選手は高野です。
The Best of Ryo Takano | 高野遼選手プレー集
https://www.youtube.com/watch?v=o0iKnMrkNUw
貴重なレフティーで、クロス精度も高く、何よりボールを前に運べる推進力がある!
https://www.jubilo-iwata.co.jp/tas/player/2021/39.php
(プロフィールでも自分の武器に推進力と書いているぐらい)
同じく怪我している小川大貴を右サイド、左サイドに高野の爆速コンビを見てみたいです!
以上、読んでいただきありがとうございました!
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2022/6/12 14:13
前半戦の考察ありがとうございます💙
>特に鈴木雄斗の上振れすごい
鈴木雄斗選手の +3.4 はとんでもない数字ですね👏😲
>ジュビロは攻撃回数はそこそこ多いのですが、平均30m侵入回数はリーグ下位でした。
攻撃回数が多いチームは自然と相手の攻撃回数も多くなる傾向があるので、その中で30m進入率が(相手よりも)低いと苦しくなってしまう所はあるのかなと思います。
決定力の高さを活かすなら、お互いの攻撃回数を減らして…というのもあるかもしれませんが、やはりスタイルとしては攻撃回数が多いまま進入率を挙げて欲しいですね💡