札幌ドームでの2月開幕戦もクラブ史上初だったようだ。
J1北海道コンサドーレ札幌の今季開幕戦が、2012年以来9年ぶりにホーム・札幌ドームで行われる。2月中の札幌ドーム開幕戦は、クラブ史上初の出来事。
https://hochi.news/articles/20210110-OHT1T50051.html
Football is coming home. 歴史を上書きせよ
https://www.consadole-sapporo.jp/game/gamelist/matchdayprogram/2021/36/
また、クラブ創立25周年
札幌ドーム開業20周年記念と記念の年。
札幌ドーム外にある芝の除雪をしていただいて、雪の中でも無事に開催できた。運営さんありがとう。
去年の柏との試合でも打ち合いだったので、開幕戦は得点が入るような派手な試合になりやすいのか、エンターテイナーであるミシャ監督の好みか。後半は1点しか入らず。大量得点を取ったあとの試合に注意したい。開幕戦を勝利で飾ることができた。
開幕戦前半4点はヴェルディ川崎以来2チーム目で27年ぶりだそうで歴史的。
シュート本数では約5倍、枠内シュートでは10倍の差。シュート成功率は26.3%(5/19)、枠内シュートも82.6%(19/23)ととてもよい結果。マンツーマンでファールが多いがイエローカードがなかったのは疲れていなく踏みとどまれ、集中できていたためか。
ボール支配率が53%と印象ほど上回っていない。パス成功数でも札幌が100本以上多い。人数が札幌のほうが多いのではないかと思うくらい切り替えが速く、1人に対して2人でタックルし、止めに行く場面も見られたが、走行距離で見るとほぼ変わらず若干札幌のほうが多いくらい。横浜FCの対策がうまくはまったし、ほとんど相手になにもさせなかった。
ゴール期待値では2-0、3-1が妥当な点数だったか。横浜FCにフリーで打たれて失点した際のゴール期待値は0.5ほど?でかなり高い。右サイドで入れ替わられてえぐられたので、パスを防ごうとマークをすてたのでしょうがない結果。ただ、その決定機以外はほとんどチャンスをつくらせず、前半の2得点から1点返されて嫌な流れになったが、その後に3点目をとり、4点目も取ったので試合はほぼ決まった。札幌はこの試合をとおしてチャンスを作り続けた。
前線の選手はパスをしないので、パスに関与してないように見えるのがパスソナー・パスネットワークの特徴か。
宮澤にパスが集中、次が福森。右の宮澤、左の福森。
宮澤は裏へのロングパスがうまく、小柏へのパスが印象的。福森はキックの質でパスを変えれ、巻いたボール、ストレート、アウトにかけたボールと球種が多彩。サイドチャンジもこの二人からが多い。
クレーベに仕事をさせず。
札幌相手にはビルドアップしないという下平監督の試合後インタビューの通り、六反からクレーベに当ててセカンドボールを拾う作戦だったようでパスソナーで見ても田代→六反がロングキック→クレーベが収めるか落として→斎藤へという流れに見える。札幌のクレーベへの対応としては前を向かせず、ボールを収めさせず。キムミンテの対人能力の高さが際立った試合。昨年の「空中戦勝率」ランキング上位に続き、今年もかなり期待。
複数のポジションをこなせる選手が多く、ボランチCBシャドーFWとポジションが目まぐるしく入れ替わるので、対応するほうもかなり大変だったのではと思う。前半で横浜FCは戦意喪失か、寄せも甘いシーンが見られた。前半のゴールで一点目はディフレクションなのでしょうがないと思うがその後も守備の連携がよくなかった。攻撃もほとんどできず、エリア間パス図でアタッキングサード以降でパスをできていないし、ゴールに近づけていないのが札幌と比較すると一目瞭然。
シャドーかと思ったが、駒井はボランチスタートだったが中盤のいたるところでボールタッチをして顔を出している。左よりでのパスがどちらも多い。チャナティップのボールを触る位置はセンターサークル付近と左のペナ角付近の2か所にあり、そこで反転して前を向き、ドリブルもしくはパスか。
小柏は右のペナ角で位置し、ボールを触ることが多く、かなり位置が高い。アンデルソンロペスのボールを触る位置もペナの真ん中すぐ外であり、矢のようなゴールに向かうヒートマップでゴールに迫っているように見える。
宮澤とキムミンテでコの字でDFとビルドアップ、田中駿汰の方が低い位置、福森のほうが高い位置で福森はSB的、田中駿汰はCBのように中央よりでもヒートマップが濃い。福森のほうがボールに触る回数が多く縦の幅が広いので走行距離も長いか。
金子とルーカスは幅とった位置におり、特に金子はサイドぎりぎりでボールタッチしている。
小野伸二がいる位置もペナライン上にほぼいるのでかなり攻撃ができている。
横浜FCで活躍したのは決定機をゴールライン上でクリアした袴田か。小川のヒートマップがかなり広い。クレーベの位置が低め、レフティの中村俊輔は左寄りに位置していた。
どちらもチームも最高額選手は目立った
札幌「28選手の最新市場価格ランク」 2.1億円の“タイの至宝”など7人が“億超え”評価
2021.02.25
■北海道コンサドーレ札幌(昨季12位/10勝9分15敗)
選手市場価格総額:17億3037万5000円
チーム内最高額選手:チャナティップ(2億1590万円)
https://www.football-zone.net/archives/309706
横浜FC「32選手の最新市場価格ランク」 “1億円超”は1人のみ、カズ&俊輔の評価額は?2021.03.02
■横浜FC(昨季15位/9勝6分19敗)
選手市場価格総額:12億4460万円
チーム内最高額選手:クレーベ(1億795万円)
https://www.football-zone.net/archives/310566
コメント(5)
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SPORTERIAスタッフ
2021/3/3 10:18
試合前の情報もとても面白いです!ありがとうございます😍
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SPORTERIAスタッフ
2021/3/3 10:19
横浜FCはプランBも用意していたと思うのですが、いきなりの2失点で複数のプランがまとめて崩壊してしまった感じかもしれませんね…💦
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SPORTERIAスタッフ
2021/3/3 10:24
>前線の選手はパスをしないので、パスに関与してないように見えるのがパスソナー・パスネットワークの特徴か。
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shakekuma
2021/3/3 20:03
SPORTERIAさんのツイートも引用させていただきました。横浜FCの得点で流れが変わりそうでしたが、そこでくずれなかったのがよかったかなと思います。
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shakekuma
2021/3/3 20:03
>逆にトップの選手にソナーやネットワークが多かったら
開始4分で2得点と、まさに歴史的&記録的な開幕戦でしたね。
その後も相手からプレーの選択肢を奪い、まるで相手が1人少ないような感覚でした…😲
1点返したときは流れが変わるか?!と思ったのですが、札幌がその後もガッチリ掴んでいましたね!
新しい図なので、こういった考察も非常に助かります!
逆にトップの選手にソナーやネットワークが多かったら、パス欲しさに降りてきているとかかもしれませんね💡
偽9番(ファルソ・ヌエベ)がパスソナー見ただけでわかるとおもしろそうです。