CBP(チャンスビルディングポイント)、トラッキングデータのデータがでていたので、こちらもブログにしてみる。
チャンスビルディングポイントとは
Chance Building Point】(CBP)
CBPとは、「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会を構築することができたか」を独自のロジックにより数値化した指標。選手(またはチーム)に対する評価方法が様々ある中で、「シュート機会への貢献」という観点での評価に軸足を置いている。https://www.football-lab.jp/pages/cb_point/
この試合のReportがフットボールラボからでていた。https://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2021&month=02&date=27
タイムラインのデータ、折れ線グラフについて 各ハーフ両チームの攻撃の流れがわかる。ホームチームは最も上にいくほどゴールが近い事を表しており、アウェイチームは逆に最も下にいくほどゴールが近い事を表す。
ゴール期待値に近い。
タイムラインでは
前半
札幌はポゼッション、中央、カウンター
横浜FCは中央、ポゼッション、セットプレー
後半
札幌は中央、セットプレー、カウンター、ポゼッション、左サイド、右サイド
横浜FCはセットプレー、カウンター、右サイド、ポゼッション
前半は札幌の中央からのカウンターが効果的であり、後半は横浜FCが修正したのか、リードしている状況を考えてリスクを下げたのか、サイドの攻撃が多くなったのがわかる。
CBPチャンスビルディングポイント
攻撃トップは駒井 善成3.50points
続いて、小柏 剛 3.24 、金子 拓郎 3.00、福森 晃斗 2.64、ルーカス フェルナンデス 2.63 、田中 駿汰 2.00と札幌の選手が上位に並ぶ。
パストップは小柏 剛2.63points
続いて、駒井 善成 2.28 、福森 晃斗 2.09 、田中 駿汰 2.00 、金子 拓郎 1.82 と札幌の選手が上位に。
守備トップは田代 真一3.57points
続いて、2.78 袴田 裕太郎、宮澤 裕樹 2.36 、キム ミンテ 2.12 、1.89 伊野波 雅彦、と横浜FCの選手が守備の時間が多いので上位だが、札幌では横浜FCの攻撃の芽を摘んでいた宮澤、キムミンテが上位にきていた。
札幌20.9% チャンス構築率 3.3%横浜FC、チャンス構築率では7倍ほどの差がでていた。CBP(シュート機会への貢献)とゴール期待値は数値がかなり異なる。シュートまでとシュートからゴールまでは差がかなりありそうだ。これが決定力といわれるものだろうか。
明治安田生命J1リーグ 第1節
2021年2月27日(土)札幌 5-1 横浜FC、トラッキングデータhttps://www.jleague.jp/match/j1/2021/022701/trackingdata/
総走行距離、スプリント回数が見れるが、
小柏 剛はスプリント数が出場時間82分でスプリント回数(時速24km)36回とこの試合トップだった。続いて2位が金子 拓郎 90分 29回、小川 慶治朗 90分 29回
小柏のスプリント数は札幌の20.5%(36/175)であり、どれだけ多かったのかが目立つ試合だった。横浜FCスプリント数トップの小川 慶治朗は17.4%(29/166)だった。
コメント(3)
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SPORTERIAスタッフ
2021/3/8 20:32
2つの指標の比較、ありがとうございます!
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SPORTERIAスタッフ
2021/3/8 20:33
ゴール期待値のほうはシュートに付与されるので、シュートまでいかないと増えない&良い位置からシュートするほど上がる、ということで1試合単位でみるとそこまで連動しないこともあるかなと思いました!
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shakekuma
2021/3/9 02:21
解説ありがとうございます。
CBPは(ざっくりですが)「そのプレーによって、シュートまでいける確率が統計的にどれくらい上がりそうか」がポイント化されるので、極端な話、シュートを打たなくてもゴールに近づくプレーをすれば上がっていきますね💡
体感ではいい試合してても勝てないときはCBPが高く、ゴール期待値が低いときではないか、また、その差はどれくらいあると勝てないのかというのが気になりました。こちらも面白いので注目しています。