岩手は練習通りのプレーができた。藤枝の得意なサイド攻撃に対し、ウイングがなるべく前から食いつく事を避け、シャドーと両脇のCBの協力を得て、うまく抑え込んでいた。
藤枝さんとしては、岩手のCBとの空中戦では難しいので、後ろから繋いでリズムを掴みたかっただろうが、カウンターからの流れで4枚の間を突かれ、前半15分までに2点を失ってしまっては、後ろで構える岩手を前に打つ手がなくなってしまった。宮本選手や、ベンチから出番を待ってた大石選手の裏への飛び出しを使える展開が望ましかったが、時間が経つごとにミスが多くなり、パワーを失っていった。
この日驚きだったのは、後半早々怪我をしたルーカスに替わって韓選手をシャドーに起用した事である。3-0という状況もあったが、ブレンネルから嫁坂選手に替わってからも、その位置のままだった。準備していたことであった。
CFブレンネルを生かすのは外に流れる形が1番であろう。となるとシャドーにはゴール前に飛び込む事を求められる。ブラジル勢と色摩選手のユニットで取った2点のようにコンビもよくなっている。
ただ、4Qからでてきた嫁坂&武田選手のコンビもフィーリングがよさそうだ。ゴールは取れなかったが、藤枝さんの状況を差し引いても、今後に期待をもてる内容だった。そこに韓選手が絡むユニットになるかと思われるが、甲乙つけがたい争いを願う。
中2日で天皇杯を控えるが、次節はお休み週。日程にも恵まれた。1-4-4-2のチームと対戦して、イメージはできただろう。なにもかも格上の相手ではあるが、自信をもってぶつかるのみである。
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2021/6/9 19:50
「ブレンネル選手が右に流れて、空いたスペースにシャドーが飛び込む」
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TK
2021/6/18 21:43
天皇杯のゴールシーンもでしたが、流れたブレンネルを潰せないと、4バックでは対応しきれないですね。
まさにこのパターンでチャンスを量産していましたね👏
さすがに2点リードされてしっかり固められると、藤枝も手詰まり感がありましたね…。
4得点&クリーンシートと、天皇杯に向けていい流れができたので、楽しみです!
沼津さんも4バックなので、どう対策してきますか。