心は熱く、頭は冷静に。
心の乱れはプレーの乱れ。
YSCCさんは、いつものハイプレスを封印し、最前線をハーフライン前に設定し、5-4ラインをコンパクトにする形をとった。岩手のロングボールに対しても、激しく競り合った。ボランチ土館選手のこぼれ球奪取11回という高い数字が、守備の安定をもたらしていた。
岩手もハイプレスを仕掛けようと試みたが、ボランチ土館選手がDFラインに下りたり、右ウイング柳選手が前に上がって空いたスペースを、ボランチ佐藤選手やシャドー菊谷選手が下りて使ったりなど、いろんな方法でプレスをいなし、岩手のDFラインを下げさせた。
岩手のチャンスを作ったのが、モレラトの右大外からの突破だった。ここ数試合の特徴でもあるが、この日も対面の船橋選手が19分にイエローを貰い、苦労している様子が見られた。吉田選手の負傷と見られる交代で、宮内選手をそのポジションに入れ、対応するあたりがシュタルフ監督の采配の妙であった。
YSCCさんのコンパクトな守備のよさが、ブレンネルのパス数に現われている。パスを受けられないのでパス総数が減り、メンタルが不安定になる。今は彼の状況がチームへ大きな影響を及ぼす事を数字が示している。
現状暫定5位。上4チームは全て3バックのチーム。うち2チームに敗北。残りの2チームとの対戦で前半戦が終わる。昨年のような飛び抜けたチームはないが、昇格を争えるチームであるかどうか、内容を見てみよう。
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2021/7/1 10:40
失点自体は菊谷選手の見事なFKと、終盤追いつくために前がかりに行った後のカウンターでしたが、そこに至るまでのYS横浜の岩手対策がしっかりと為されていたということですね。
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TK
2021/7/3 09:29
YSCCさんの攻撃時の緻密な準備と、吉田選手の怪我があったものの、的確に交代カードを使い、終盤にゴールを奪う。
まずは前半戦を良い形で終えてほしい&後半戦はお互いに対策の打ち合いにもなると思うので、それを上回っていけるような戦いぶりを期待したいです💡
対応力の差を感じた試合でした。