基本スタッツゴール期待値

100分ほどの中断時間を挟んだ90分の戦いは勝ち点1を分け合う試合に。

パスソナー・パスネットワークヒートマップ - 伊東 俊

この日はいつもの2トップではなく10番伊東選手がトップ下に入り、中盤2人がよりSH的なポジションを取った。また、ビルドアップ時にはウイングの選手が中に入り、河原選手のサポートをする場面も見られた。

岩手がハイプレスをしなかった事もあり、後ろからの繋ぎは安定していたが、ゴール前の崩しの所に怖さはなかった。これは後半戦の課題なのだろう。

ヒートマップ - 佐々木 翔悟ヒートマップ - 小野田 将人

水曜日の天皇杯清水戦から継続して採用した佐々木選手はの左CB。開幕戦以来のスタメンで、その試合で目立っていた攻撃時のサポート位置の高さはこの日も健在。ハイライトシーンにもあるように、おおきなサイドチェンジからの展開でシュートを放つシーンも見られた。

熊本さんもさすがに水曜日の情報をそこまで持っていなかったので、なかなか守備でハメる形を作れなかった。しかし、奪った所からしっかりゴールを決めるあたりは流石である。

時間帯別パスネットワーク図エリア間パス図

パスネットワーク図から見える佐々木選手の位置の高さ。

エリア間パス図から見える牟田選手のレーン跨ぎのロングパス。

相手のプレス強度との関連もあるが、ビルドアップの工夫が見られた今週。

ブレンネルが退場し、何試合の出場停止か分からないが、相手チームが警戒していた収め所を失う形となる。後ろからの繋ぎで補うのか、はたまた人員配置を変更するのか。

複数のチームで昇格を争う厳しい後半戦だが、勝ち点差4と届かない位置ではない。

夏休みの過ごし方が、今年の運命を決める。