基本スタッツゴール期待値

信じる道を決めたチームと迷いが見られるチーム。状態が出た試合だった。

パスソナー・パスネットワークエリア間パス図

ボールロスト位置ヒートマップ - 東家 聡樹

前節75分ほど数的優位だったにも関わらず、得点が獲れなかった今治さん。この日は島村選手を左サイドに配置し、東家選手をトップ下に起用。後ろの繋ぎはよかったものの、ゴール前の迫力を欠いた。

東家選手を起用したのは、裏への飛び出しの所を期待したものと思われるが、ハイライトに入らなかった1シーン位で、下りてパスを受ける事の方が多かった。交代で出てきた有間選手も練習から腿のコンディションがよくない中出場したように、選手のやりくりに困っているのかもしれない。エリア内のパスが通らず、ポケットの侵入が少ないのがデータから見られた。DF安藤選手もベンチ外で、どう崩すかというこれといった狙いが見えなかった。

攻撃スタッツ - ブレンネル攻撃スタッツ - 和田 昌士

前節宮崎戦で前からの守備が上手く行かなかった事から、今節はCFにブレンネルを起用した。

今治さんのゴールキックの時、繋ごうとした際には、シャドーがCBを監視し、ブレンネルがボランチのケア、SBにボールが入った際にはウイングが前に上がりチェックする形を取った。また、中盤で待ち構える時は、センターサークル前をベースに3人が並び、SBに入った際にシャドーが追いかける事が多かった。

初めてスタメンに起用された和田選手。岩手では初めてのシャドーの位置での起用となったが、ドリブルで相手を抜くなど、攻撃面ではまずまずの出来だった。しかし、前半での交代となったのは、元々の予定だったのか、このチームにおけるシャドーの位置の守備量の所に不満があったのか。今後の起用方法を見てみよう。

次節はお休み。2週間後の試合となる。これからのスタイルが改めて見えた今節。今後のコンディションを整える大事な時間である。残り9試合、そのうち今年前半戦で勝てなかったチームとの対戦が7試合。進化とマネジメントが問われていく。