▼ 無失点中


知ってますか?


ブラウブリッツ秋田、開幕からここまで無失点なんです!

第1節 vs岩手 4-0

第2節 vs福島 2-0

第3節 vs八戸 2-0

※このブログを書いている最中に終わった第4節も富山に1-0で勝利!


最初、秋田のデータを見た時、、、

失点パターン


NO DATA?!

あれ、SPORTERIAさん、何かデータおかしくない?と思ったら、

無失点だからでした。

ということで、秋田の試合は今まであまり見たことが無いんですが、

無失点の理由が知りたくて第3節の八戸戦をDAZNで見てみました。



▼ This is 4-4-2


まずは、両チームのスタメンです。

フォーメーション図フォーメーション図

私は4-4-2と4-3-3の対戦の場合、

数的にGAPが生じるアンカー付近と

3トップへどう対応するかを中心に見始めます。

この試合の秋田は、

2トップの一角㉙齋藤が少し下がり目で相手アンカーをケア。

2センターバック⑰韓と⑤千田はマークを受け渡しながら、

相手センターフォワードに対応していました。


試合が進むにつれて、

秋田が無失点である理由が何となくわかってきました。

これぞ4-4-2という組織的な守備!

コンパクトな3ライン(FW2人-MF4人-DF4人)がきれいに整えられ、

ボールホルダーに対するファーストディフェンダーの決定と素早く寄せ切るアプローチ、

その周りの選手のカバーがぬかりない。

味方同士の距離が良いので、

競り合いでルーズになったこぼれ球を相手より早く拾うことも可能。

空中戦でしっかり競るし、球際もガツンと行くので、

味方が次のプレーを予測しやすく、良い態勢で拾いに行くことができていました。


一言で言うと、

サッカーの基本な組織プレーが

しっかりと叩き込まれていて、

なおかつ、それを忠実に遂行し続けるチーム

っていう感じです。


※各選手の守備プレーデータが見たい。。。



▼ 選手交代後の得点


攻撃に関しては、幅を取りながらDFからしっかりと前に運び、

2トップの1人にボールを当ててもう1人のFWやサイドハーフが飛び出していく、

という攻撃が主でした。

ここでも、しっかりとトレーニングされている感じがすごくして、

お互いの動きが重なることなく、スムーズにフリーな味方を作って使っていく、

というプレーが随所に見られました。

さらには、変な判断の間違いがあまり無いので、

(おい!そこでそんなプレーして失うか!みたいな)

カウンターで大きなピンチを招くシーンもほぼありませんでした。


あとは、ここまでの試合では後半20分あたりに選手交代をよくしているんですが、

その直後に得点が生まれているようです。

第1節 vs岩手 65分 最初の交代 → 68分 ダメ押しの4点目

第2節 vs福島 62分 最初の交代 → 65分 先制点

第3節 vs八戸 63分 最初の交代 → 66分 先制点


吉田監督の采配ズバリ!というところですね。



▼ 今後も楽しみ!


この試合しか見ていないので言い切るのもどうかとは思いましたが、

秋田、とてもいいチームです!


派手なプレーや意外性のあるプレーがあるわけではなかったですが、

それぞれの選手が自分の役割と動き方を理解していて、

チームとしてそれがしっかりと機能するようにトレーニングされていて、

交代選手の投入によって勝負を決める、

これは強い!と思いました。



※この試合の基本スタッツとハイライトはコチラ。

基本スタッツ


※八戸のプライフーズスタジアムなんですが、

高い位置からのカメラアングルなので、戦術的にサッカー観るにはおススメです。