清水エスパルスの30周年記念試合。

こういう大切な試合に、マリノスを選んでくれることをマリサポとしてありがたく思います。

このところ、マリノスはカップ戦に縁がないので、

個人的には初めての国立競技場。これもたいへんありがたいです。


さて、試合は、このグラフの通りの結果。

ゴール期待値


おそらく、招待券で初めてJ1リーグを見る人も多かったであろう試合で、

8点も入ったのは良かったであろう。

残念だったのは、2点差がついて、後半25分ぐらいから帰る人が見受けられたこと。


エリア間パス図


前節のマリノスは、エウベル無双の試合で、攻撃は左サイド一辺倒、

エウベルに預ければ奪われない試合だった。

一方、今節は、右サイドからの攻撃が多かった。

これは戦術的なものか、それとも、単に、選手のコンディションか。


ヒートマップ - 永戸 勝也ヒートマップ - 松原 健


試合を見ていて気付いたことがあって、マリノスのSBは、反対側からの攻撃のときは中にはいってボランチの位置を取るという特徴的な戦術を取るということもあって、松原がサイドを駆け上がる場面が少ない。

マリノスの戦術は、魅力的だが、でも、たまには、古典的なサイドバックの動き、大外をまくってクロスをあげるような動きも見たいなあ、と思って、両サイドバックの比較。

これは、パートナーの特徴にもよるのだと思うが、

エウベルはどちらかというとボールを身体で隠しながら、中に切れ込む動きをするので、その外を永戸がまくっていくスペースが有る。

一方、水沼は、幅を取って大外から正確なクロスをあげる選手なので、松原が中に入ってスペースを埋める。

というイメージがあったのだけれど、ヒートマップではあんまり差が見えないなあ。


最後に、初めての国立競技場の印象を。

・ とにかく小さい。思った以上に小さい。コンコースの通路が広くて一周回れるのはいいのだけれど、その分、屋外の余白の部分が少なく、敷地を上手く使えない。そのため、キッチンカーもたくさん来れず、ビールやソフトドリンクすら購入が難しい。

・ 階段が少ない。避難大丈夫か?と思えるほどに階段が少ない。そのために、上の方のスタンドにたどり着くのも帰るのも大変。

・ 特徴的な木材は、インスタ映えするところに限定。予算をおさえるための節約が目に見えてわかるのが残念。一方で、生きた緑(植栽)は、プランターをわずかに並べているだけ。時間が経てば、植栽はもっと増えるのだろうか?

・ スタンドが壁のようになっているので、風が通らない。スタンドも暑いのだから、これはピッチは相当に暑いのではないか。しかも芝のコンディションが悪いのか、切り返しで転ぶ選手多数。このスタジアムをホームスタジアムにするにはかなり厳しそうだし、夏に連戦したら、体調を崩しそうだ。これはサッカーだけの話ではなくて、ライブだと、もっと暑いのではないか。せっかくの新築建物も、これでは、あまり利用されないのではないか?

・ 見え方としては、日産スタジアムとあまり遜色はない感じ。前の席の人が目線に入る点で、日産スタジアムのほうが見やすい印象。


結果として、日産スタジアムって、本当に良いスタジアムなんだなあ、と感じました。


さて、次の試合は、水曜日の広島戦。またもや、上位チームとのホームゲームだが、連勝を伸ばしたい。

藤田ジョエルがベンチ外だったので、藤田が先発だろう。

問題は、CBで、角田が脳震盪で交代、ということは、復帰プログラムを考えると次の出場は無理だろうから、ここが問題か。ミスの多いエドゥアルドを使うか、体力的に課題の有る實藤を使うか、はたまた岩田を下げるか。

いずれにしても、ここのバランスがくずれるので、次節は守備が課題になろう。