前回のホームの試合が7/16川崎戦、で約1ヶ月ぶりのホームゲーム。

その川崎戦から公式戦3戦勝ちなしで迎えた久しぶりのホームゲームでした。

その川崎戦が0-1敗戦、

次の天皇杯町田戦が1-4敗戦

親善試合では大量得点も、リーグ再開後の最初の浦和戦が0-0ドロー、

と得点力不足で迎えたホームゲーム、まずは、複数得点を取りたかった試合です。


基本スタッツゴール期待値


65分にエウベルが退場して、ひとり少なくなったとはいえ、マリノスが、支配率で劣り、パス成功数で下回るのも珍しい。

ゴール期待値を見てもわかるように、エウベル退場までの貯金で乗り切った感じでした。


ガンバもさすがに好調の強豪、攻撃陣の5人の迫力は相当のもので、

実際、食野のゴールは素晴らしいゴラッソでした。


攻撃スタッツ - エウベル守備スタッツ - エウベルヒートマップ - エウベル


今日は、良きにつけ悪しきにつけエウベルの日でした。

PKを獲得したエウベルのドリブル、左サイドで失われない安定感、

2枚目の警告ばかり言われるかもしれませんが、

あれは、飯倉が悪い。

急いでパスを出したい気持ちはわかるけど、プレッシャーが掛かっているところに出せばさすがにエウベルでも奪われるし、あの危ない場所で奪われたら、軽率ではあるけど後ろからチャレンジしてしまう。

全体的に、今日の飯倉はあまり良くなかったですね。


あともう2つデータを。

ここ数年のマリノス、マリノス側でも、相手チームでも退場者を出すと勝つ印象があります。

マリノスの選手が退場しても、全員の献身性で守りきり、しかもカウンターで追加点を奪う。

2019年の最終節、優勝を決めた試合で、朴一圭が退場、そのあとに遠藤渓太がティーラトンからのパスを受けてカウンターで追加点を奪ったのが印象的です。

一方、相手チームが退場した場合は、きっちり得点を奪って勝ち切る、という印象です。

撃ち合いになった、今年の柏戦、立田が退場してから2点奪って逆転勝利しました。


このデータはどこかにないかなあ・・・


あと次のデータは、

https://soccer-db.net/compare/h2h.php?t1=1028&t2=1016

ここ数年、マリノスーガンバは、ホームチームが勝てず、アウェイチームが勝ち続ける、という結果が続いていました。

観戦仲間たちと日産で最後に東口から勝ったのはいつだろう、と話していました。

このデータによりますと・・・

ホームで勝ったのが2019年8月31日、ただし、このときは三ツ沢。

2018年9月9日ルヴァンで勝ったときは、日産だけど、GKは鈴木。

2016年12月24日天皇杯で勝ったときは、GKは藤ヶ谷、

となると、日産で、東口に勝ったのは、2014年5月3日、なんと9年前になりました。


最後の最後にマルコス・ジュニオールのこと。

マルコスがあれだけサポーターに愛されたのは、

ピッチ内での闘志と、ピッチ外やドラゴンボールパフォーマンスに見られるようなチャーミングさ、

そして、妖精のような意外性のあるパス、

やはり、出場機会が減ってもFor the Teamを体現する献身性だったと思います。

マルコスがいたから、エジガル、エリキ、マテウス、エウベル、レオセアラ、エドゥアルド、アンロペ、ヤンマテのブラジル人選手たちがすぐにチームにフィットできたのだと思っています。


2018年、アンジェが就任、チアゴ加入、

2019年、マルコス、ティーラトンが加入、夏にエリキとマテウスが加入、

下記は、優勝を決めた最終節FC東京戦のスタメンになります。


https://www.football-lab.jp/fctk/report/?year=2019&month=12&date=07#gamePl1200623


これを見ると、2019年の外国人選手・監督が全ていなくなったことがわかります。

2018年のアンジェ就任、その年の残留争いの苦悩、

それを我慢しての2019年の優勝という成功体験、

この2年間は、マリノスがアタッキングフットボールに舵を切り、

シティのノウハウを実践に移し始めた時期でもあります。

スポンサーと呼ばず、パートナーシップと呼び、

全てのステークホルダーをファミリーと呼ぶようになり、

キッチンカーが毎回50台もやってきて、アウェイサポの入場に拍手を送る、

サポーターが企画運営に関与するようになり、

チームの成績も向上、

全てがポジティブなスパイラルに入った契機になった年です。


その2019年を支えたレジェンドが去り、ひと時代が終わった感があります。

その惜別と感謝の気持ちに溢れたセレモニーだったかな、と思います。


マリノスの外国人選手の中においても、

五指に入るレジェンドだと思います。