リーグ初の複数失点と連敗

リーグ9節のホーム京都戦は0-2、リーグ戦では初の複数失点と連敗を喫した。

フォーメーション図

4節連続の同じスタメン、現時点のベストなメンバーを継続し3-5-2で前線から相手を追う形と3-4-2-1でのポゼッション、5-4-1で守備スペースを埋める可変のシステムも継続した。

ルヴァンGS初戦に京都とは対戦済で前線からのプレッシャーに苦しんだが、同じ戦い方を挑んできた京都に受け身になり自分達からアクションを起こすことができず13分に失点する。

■失点の場面

京都がGKを含め最終ラインからボールをつなぎ右サイドから自陣中盤の底まで降りてきたピーターウタカに楔のパス。ウタカはワンタッチで再び右サイドへ、前進しながら京都はサイドから中央、中央から右サイドへボールが動く、柏のエリア付近でも中央から左サイドまで連続してボールと京都の選手が動き最後は左サイドバックから前線まで駆け上がった萩原にゴールを決められた。京都ゴール前から10人の選手が適切な距離でサポートしながら12本のパスをつなぎゴールを決めた。

パスの経由は背番号表記で14→31→21→3→31→14→9→10→16→27→10→18→17→ゴール※京都の24(川崎)以外はボールに直接関与したことになる。

ゴールを決めた萩原は自陣エリアから柏エリアまでスプリントを繰り返し(量チーム最多の38のスプリント)攻守にわたり獅子奮迅の活躍を見せた。

攻撃スタッツ - 荻原 拓也走行距離・スプリント回数

ピーターウタカもセットプレーからのゴールはもちろん、前線から中盤を自由に動きウタカ経由でボールも動かして柏を苦しめた。最前線の選手がチーム内で2番目にパス数が多いのも京都のチームの中で役割を果たしたことを示している。(1番はDFの井上)

攻撃スタッツ - ピーター ウタカヒートマップ - ピーター ウタカ

柏も左サイドのハーフスペースを使い37分と40分に小谷松、42分に三丸が攻め込みクロスを送るも得点できず、攻撃の中心マテウスサヴィオも相手に常に見張られている状態でボールを受けることが多く得点まで至らなかった。

早い時間に先制され、更にセットプレーから失点、ベストと思われるメンバーでも思い通りの展開と結果にならない柏の現在の力量がわかる試合となった。第二ブロックの勝ち点10に向け、立ち止まった感はあるが相手前線のプレッシャーとセットプレーでの課題を乗り越えて再び走り出してほしい。


【第二ブロック】

06節・H・磐田・〇・2-0

07節・A・C大・〇・1-0

08節・A・川崎・●・0-1

09節・H・京都・●・0-2

10節・H・鳥栖・?・?-?

11節・A・広島・?・?-?

勝ち点 6/(目標)10 達成率60% 


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:DF古賀、FW細谷 

※スタメン比率18%(2/11) 

リザーブ:GK佐々木、DF上島、MF鵜木、FW升掛

※出場比率25%(4/16) ※メンバー入り比率33%(6/18)  


【柏アカデミー出身比率(リーグ9節まで)】

スタメン比率22%(21/99) 出場比率24%(33/136) メンバー入り比率35%(56/162)